スロージギングに限らず釣り始める場合には、どんな釣竿を買えばいいのか、いくらかかるのかわかりませんよね。
種類も豊富だと、どれが一番良いのか悩みます…
今回は、スロージギングを初めてみたいという方のために竿の選び方について、私なりに紹介したいと思います!
スロージギングはオフショアジギング
「ジギング」は大きく分けてショアジギング、オフショアジギングがあります。
・ショアジギングは、「岸」から行うジギングのことで、ジグ(ルアー、擬似餌)を遠投(遠くに飛ばす)するために竿が長いことが特徴です。(8ft、9ft、10ftなど)
・オフショアジギングは「沖」で行うジギングのことで、スロージギングはそのオフショアジギングに含まれます。
ですから船に乗って行うので遠投の必要性はなく、操作性を考慮して竿は短めなのが特徴です。(6ftくらい)
購入の際はショアジギングロッドでないことを確認してください。
スロージギングでどんな魚が釣れるの?
多くの魚種をターゲットにすることができます。
- 青物(ブリ、ワラサ、イナダ、ツバス)
- 太刀魚
- 根魚(カサゴ、メバル、キジハタ)
- ムツ類(赤ムツ、黒ムツ)
- ハタ類(アカハタ、アオハタ、クエ、マハタ)
- イサキ
- マダイ
- タラ
- 金目鯛
- マグロ
まだまだ書ききれないほど、普段よく食べている魚から高級魚まで幅広い魚種をターゲットにすることができます。
何を基準に竿を選べばいいの?
結論は、スロージギングで自分が釣ってみたい対象魚を基準にしてください!
私はブリを釣ってみたかったので、大型のブリを釣ることができる竿が基準でした。
ブリなどの青物をどの水深で釣るかはその場所によって変わります。私が乗る船で青物を釣る時は、水深60m〜120mくらいのところでやります。
また、私の場合は船長から、peライン3号を使って下さいとの指定があったので、対象魚+船長の指示の2つを基準として竿を選びました。
そこで選んだのは、「SHIMANOの20ゲーム タイプ スローJ B66-5」という竿です。
どのメーカーも竿やリールの「適合表」を出していますし、竿にも記載されています。
私の選んだ竿のシリーズは、B66-0番〜B66-6番まであり(B66-5=ベイトロッド6.6ft 5番手のこと)、番手は数字が上がるほど、重さ、硬さ、糸の太さ、扱えるジグの重さが上がっていきます。
例として3番〜5番まで紹介します。
[B66-3]
適合ジグウェイト:MAX260g
遅い誘い250m +α 早い誘い110m +α
適合ライン:PEラインMAX2.5号
対応リールサイズ:300〜2000番
対象魚:青物、赤ムツ、根魚、ハタ類
[B66-4]
適合ジグウェイト:MAX330g
遅い誘い320m +α 早い誘い140m +α
適合ライン:PEラインMAX3号
対応リールサイズ:1000〜3000番
対象魚:大型青物、赤ムツ、マダラ、ハタ類
[B66-5]
適合ジグウェイト:MAX400g
遅い誘い400m +α 早い誘い160m +α
適合ライン:PEラインMAX3号
対応リールサイズ:1500〜3000番
対象魚:大型青物、マダラ、大型ハタ類、ムツ類
この時点で、3番はPEラインがMAX2.5号なのでB66-4かB66-5の2つに絞りました。
10キロ級のブリを釣りたかったのと、マダラなどの深場にいる魚も今後挑戦できたらいいなと思い[B66-5]番に決めました。
そして50cm程のイナダや78cm程のワラサを釣り上げることができました。☺️
安心してファイトでき、深場で釣る時などの他の魚種も挑戦できるので5番を選んで良かったです😌
専用の竿じゃなきゃダメ?
絶対にダメということはないと思いますが、やはり専用のものがいいと思います😔
私も、ブラックバスで使う竿(バスロッド)で代用できないかと思っていました。
スーパーライトジギングやタイラバであれば使えると思います。
しかしスロージギングの竿はロッドエンドが長く作られているので脇に挟みやすく不意に大物がかかっても対応しやすいのに対し、バスロッドはスロージギングの竿ほどロッドエンドが長くないので大物とのファイトが困難になる気がします。
また、重たいジグを操作するにはスロージギング専用の竿でないと難しいかもしれません。
基本的には、他にも乗船している方がいますので迷惑にならないよう専用の竿を用意するのが無難です。🤔
竿のメーカーは?
スロージギング専用の竿は、沢山のメーカーから出ています。
例を出すと、SHIMANO、Daiwa、天龍、メジャークラフト、アブガルシア、ガンクラフトなどがあります。
SHIMANOやDaiwaは竿だけでなくリールの種類も多くあるのでメーカーを統一したタックルセッティングができます。
初心者向けの竿は?
私が全部使ってみて感想を言いたいのですが、コスパ重視で紹介します。(Amazon参考)
- 1万円以下
・メーカー:ノービ(Noeby)スロージギングロッド 8000円弱
・メーカー:Major craft 2代目ソルパラX ジギング 10000円弱
- 2万円以下
・メーカー:Major craft 3代目クロステージ ジギング 12000円弱
・メーカー:SHIMANO 21グラップラーBB タイプスローJ 15000円〜16000円
・メーカー:Daiwa ヴァデル(VADEL)SJ 16000円〜
- 3万円以下
・メーカー:Major craft ジャイアントキリング5G 20000円〜22000円
・メーカー:SHIMANO 19グラップラー タイプスローJ 22000〜27000円
・メーカー:アブガルシア(Abu Garcia)ソルティーステージ 20000円〜23000円
・メーカー:Daiwa 21ブラスト SJ 20000円〜23000円
- 4万円以下
メーカー:SHIMANO 20ゲーム タイプスローJ 各種30000円〜35000円
メーカー:Daiwa キャタリナSJ 各種 30000円〜34000円
メーカー:天龍 ホライゾンMJ 32000円
- 4万円以上
・メーカー:SHIMANO オシアジガーインフィニティー 50000円〜60000円
・メーカー:SHIMANO オシアジガーモーティブ 50000円〜60000円
・メーカ:Daiwa ソルティガ 50000円
・メーカー:ガンクラフトオーシャンキラーズ 40000円〜45000円
と、幅広い値段ですね😅
高い竿は質はもちろん、上級者向けに作られてるものが多いです。
ショアジギングやブラックバス釣りはMajor craftから入りましたが、安いからといって壊れることはありませんでした。
グラップラーBBはライトジギングの竿を使ってますが、使用感はものすごくいいです。
やはり、入門編であればコスパが良く丈夫なメジャークラフトの「ソルパラ」やSHIMANOの「グラップラーBB」、少し高くなりますが20ゲームタイプスローJなどがおすすめです。
タックルセッティング
基本的には適合表を見てリールの番手を合わせていただければいいと思います。
私の使用している、ゲーム タイプスローJの対応リールサイズは1500〜3000です。なのでリールはSHIMANOの「17オシアジガーHG」を購入しました。
対応表には推奨されていない22オシアコンクエストXG 300も使用してますが問題なく使えています。
しかしなるべくは、メーカーが推奨する適合表通りの道具のセッティングをすれば故障などのトラブルにならないと思います!
その他
適合表にジグはMAX200gまでとあるがそれ以上のジグは使ったらダメなの?と私自身疑問に思っていました。
正直使えましたしたまに2、30g程オーバーしたものを使うこともあります。
しかし、ジグをしっかり操作できなかったり、魚がかかった際に上手くアワセ(魚の口にしっかり針をかけること)ができない可能性がありますのでお勧めはしません。
ラインもそうです。MAX2号の糸までとあっても3号の糸も使えます。
使えるには使えますが、PEラインとリーダーの接続部分がガイド(竿の糸を通す穴)に引っかかってしまい負担がかかって折れるなど、故障の原因になる可能性があります。
最悪の場合ですが、船の上で折れて使えなくなったら、何もできなくなって折角楽しみにしていた釣りが台無しになってしまいます。
ですので、先ずは適合表通りのセッティングで釣りをしてみて下さい☺️
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